Chighag Songs

by Kohsey Oda

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credits

released March 29, 2014

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all rights reserved

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about

Kohsey Oda Yamanashi Prefecture, Japan

Japanese Musician. Singer, songwriter, guitarist, and Percussionist. Started solo projects since about 2006.

音楽家。作詞作曲と歌、演奏楽器は主にギター、パーカッションなど。
2006年頃よりギター弾き語りを中心としたソロでの活動を始める。些細な物や出来事をモチーフにした、虫眼鏡な作品づくりが十八番。 また、作詞から発展した言葉遊び「オリジナル早口言葉」を様々な形で披露している。
ソロ以外には「COINN」「ロバート・バーロー」など、子どもたちへ向けた創作活動を行うグループにメンバーとして所属。
そのほか、ギターレッスン講師、映像作品の音楽制作や出演、ナレーションなども務める。
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Track Name: Boku wa Kowakunatta
僕はこわくなった


君を眺めてると 君を眺めてると 
時間が過ぎてしまうこと なんだかこわくなった

君と話してると 君と話してると 
歳をとってしまうことが 初めてこわくなった

狭い狭い部屋に大事なものが増えてく
足の踏み場も無くなった頃 いくつかは旅立ってしまうのだろう

君と暮らしてると 君と暮らしてると
煤まみれの僕の窓 こじ開けられた気分だ

僕がおそれること 僕がおびえてること
聞こえなかったふりして 丸めて食べてしまった

それでも僕の工場は 次から次へと煙を吐き
誰ひとり欲しがらない 不器用な玩具を作り続けてる
このまんまで良いのかなと 考えている暇は見付けられない
やっとこさ考え始めた頃 もう眠たくなってしまうのだろう

世界中の辞書にも おとぎ話のなかにも
この想いへの手がかりは 載せられてなさそうだな

君を眺めてると 君を眺めてると 
時間が過ぎてしまうこと なんだかこわくなった

いつか消え去ってしまうことが 僕はこわくなった
Track Name: Nemunemu no Kuni
ネムネムの国


いつもの目覚まし時計がガタガタ鳴って
僕はぼんやりと時計の頭を叩く
燃えるゴミだけ出したなら 今日はお休み
黄金の二度寝タイムの始まりだ

ふかふかの眠りに心をうずめると
遠くからゴトゴト大きな馬車がやってきて
黒いローブをかぶった男はおじぎしながら
ネムネムの国の使いの者だと言うのです

わくわく馬車に乗り 深呼吸の森を抜ける
心地よい揺れに そこでも居眠り

泡のようなメロディー 僕を呼んでる
目の前で揺らめく ネムネムの国

なにが起こるかはいつもわからない それがこの国
きっと王様が決めてるのかもしれないね
悲しかったり怖かったり 時々意地悪もしたりして
困っている僕をあくびしながら眺めてる

今日は宙返り 自由自在に飛び回り
いろんな国々旅する 見たこともないくせに

泡のようなメロディー いつも聞こえる
儚くて素敵な ネムネムの国

いつもの目覚まし時計がガタガタ鳴って 僕はぼんやりと時計の頭を叩く
気付けばあららもう次の日 けど今日もお休み 黄金の二度寝タイムの始まりだ
Track Name: Umi no Shokuji
海の食事


大波小波 打ち寄せて退いて
海岸線を少しずつ食べる
いつになったら満腹になるの
海の食事は果てしない掃除

大波小波 さらっては運んで
世界の形 少しずつ変える
いつになったら完璧になるの
海の食事は終わらない仕事
Track Name: Ukkari no Hi
うっかりの日


うっかり口にした一言で 傷ついてしまった彼女は
悲しみと怒りのあまり うっかりとお気に入りのドラマを見逃す
先ほどのうっかりを 思い返しては
やはり後悔する彼は うっかりとカバンを電車に忘れて降りる

うっかりかけちがえたボタン
うっかり食べた銀紙
うっかり熊が酔っぱらって眠る

「ウッカリ」と「シッカリ」が似ていると 発見した言語学者には
しっかり者の奥さんと うっかりできた娘がふたり
どこかの国 どこかの町で 今日も世界は
人知れずこっそり うっかりと回り続ける

うっかりたたいた水道管
うっかり洗濯物は濡れ
うっかり猫が寝床を間違えて叱られる

次の日の朝 彼女は何事もなかったように
オハヨーと彼に うっかりと電話をかけてしまう
ふたりは うっかり仲直り 今日も世界は
すこし呑気に うっかりと回り続ける
今日も世界は うっかりと回り続ける
うっかりと回り続ける
回り続ける
Track Name: Ryohshi to Mikazuki
猟師と三日月


名前を知らない鳥が鳴き おとこはひとり歩いてく
吐息は空で雲になり 紫色に染まってく

しんと静かな雪野原 冷たい風が吹くだけよ
暗く輝く赤い目の 足跡追いかけ森の中

追い詰められたあいつが目を閉じれば
魔法のように雪のなかに溶けて消えた

小さな足跡見失い 途方に暮れて日も暮れる
襟元おさえて帰り道 腹を空かせた月ひとつ
Track Name: Ameotoko
雨男


ずぶ濡れの俺を すべてが嘲笑う
死にかけた向日葵も 茶色い顔して見てやがる
邪悪なカエルの親分に 目を付けられたが運の尽き
この街で暴れすぎたのが あいつの癇に障ったらしい

ピンスポットの雨雲が どこまでも俺を追いかける
噂じゃ太古から伝わる 雨乞いの呪いをうけちまったようだ

傘の下でじっと 辺りを窺えば
ちらちらとうろつく 緑の小さな子分ども
怪しげな路地に店を出す 占い館の青大将
「こいつを使ってごらんな」と 不気味な飴玉を差し出す

それは煮詰まったコーヒーとどんよりした雲を混ぜ合わせたような色
鼻をつまんで口に放り込み 教えられたまじないを声に出す
「めにはめをあめにはあめを あめやめあめやめかさたため」
想像以上壮絶な苦みに目の前が一気に暗くなっていく

ピンスポットの雨雲が どこまでも俺を追いかける
だんだんそれは雹に変わり 俺を貫こうと飛んでくる
ノンストップの心の臓は 諦めちまえと音を上げる
立ち止まったらそれで終わり もうダメだと思ったそのときに
ふと気がついたら店の前 空は朝焼けか夕焼けか
ニヤニヤと店主が覗き込み ようやくはっきりと目が覚めた

「残りはツケとくよ」 そして財布はぺらぺらさ
まずは緑のチビどもに あいつの居場所を訊くとしよう
ところでこんなに良いもんだったかな 気にも留めずにいた空の色
こうして変わって様を 眺めるのも悪くないな 今は
Track Name: Tabi no Mono
旅のもの


旅人になりたくて 部屋を出た 
お腹が空いて 夕方帰ってきた

ひとりぼっちに憧れて 町を出た 
君の家のそばを通りかかり 電話をかけた

時を忘れて 身体を忘れて
気まぐれな風についてゆきたい

忙しく消えてしまった流れ星
言葉と音はチグハグにこぼれだした

羽もなく尻尾もない つまらない
つるんとした生き物が ほらここに
なにものにもなれなくて 舟に乗った
考え事をしていたら いつの間にか向こう岸に着いた

友を忘れて 荷物を忘れて
見知らぬ町の匂いを知りたい

旅人になりたくて 部屋を出た 
お腹が空いて 夕方帰ってきた

本当の「ほんとう」は胸の中で
太陽のように鋭く燃えている
なんにもなくても歩いてゆけることを
ずうっとずうっと覚えていよう
覚えていよう

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